こんにちは、かぐーです。
今回は、「プログラミングでWebブラウザ操作をする」という話をしたいと思います。
このWeb操作技術を身に着ければ、Webブラウザを使ったあらゆる業務を自動化できたり、短時間でネットから大量の情報収集ができたりします。
もし、普段の仕事で、Webサイトから情報を収集したり、フォームに入力したりといった業務を頻繁に行うのであれば、この「プログラミングによるWebブラウザ操作」の技術は非常に役に立つものになると思います。
今回は、プログラミング初心者の方向けに、プログラミング言語Pythonを使ったWebブラウザ操作の魅力についてご紹介したいと思います。また、おすすめの勉強方法についてもお話します。
Webブラウザ操作とは?
「Webブラウザ操作」とは、その名の通りGoogleChromeやSafariといったWebブラウザを自動操作する技術のことををさしています。
普段、ブラウザでインターネットサイトを閲覧するときには、
ブラウザを立ち上げて、検索窓にキーワードを入力して、検索結果から見たいサイトを探してクリックして開いて、サイト内でも見たい情報を探して…、
といった操作を、人がマウスやキーボードを使って行います。
これらの操作をプログラミングすることによって、自動化するということです。
例えば、
- ブラウザを開いて、特定のURLにアクセスする。
- サイト内の特定のボタンやチェックボックス等をクリックする。
- 検索窓にキーワードを入力する。
- スクロールする。
- スクリーンショットを撮って保存する。
- サイト内の画像をダウンロードする。
- サイト内のテキストを取得する。
- Web閲覧履歴を1つ戻る、先に進む。
など、あらゆるブラウザ操作をプログラムすることができます。つまり、あらかじめマニュアル化された操作でブラウザを使うような業務があれば、それをプログラミングしてしまえば、あとはそのプログラムを実行するだけで、全部自動で業務をやってくれるということになります。
具体例としては、こんなことができるようになります。
- 特定のサイトで、ID・パスワードを入力してログインする。
- Googleの検索エンジンで「〇〇」と検索して、検索結果一覧の情報を取得する。
- 不動産サイトから、物件名や賃料、間取りなどの情報を取得してExcelファイルにまとめる。
- あるSNSサイトから、フォロワー数5000以上のアカウント情報を取得する。
- 特定のサイトの入力フォームに値を入力して、ボタンをクリックする。
要するに、マニュアル化されたブラウザ作業ならほぼ何でもできるということです。
私は仕事で、とあるサイトにたくさんのデータを入力していく業務がありました。
手作業なら数十分~数時間かかるような作業ですが、プログラミングを勉強したおかげで、数分で終わるようになりました。もちろん、パソコンが全自動で行ってくれるので、プログラムを一度スタートさせれば、後は何もせず見ているだけで作業が完了してしまいます。
Webブラウザ操作をするには、何を学べばよいのか?
まずは、プログラミング言語のPythonの基礎を学ぶ必要があります。それに加えて、Webサイトを構成する言語HTMLの知識を学び、Webブラウザ操作に必要なPythonライブラリであるSeleniumを学ぶ必要があります。
プログラミング初心者にとっては、なかなかハードルが高いように思えますが、意外とそんなことはありません。
Webブラウザ操作では、複雑なアルゴリズムを必要としないので、pythonの簡単な基本構文を身に着ければ十分です。また、HTMLも書き方を全部覚えるのではなく、ちょっとした理屈を知っておけばよいだけなので、そこまで難しくありません。
Seleniumに関しても簡単な命令文をいくつか学習すればOKです。
学習本があれば、それを見ながら自分が目的とする命令文をプログラムとして書いていけばよいので、必死に全てを暗記する必要もありません。
どれくらいの期間学べばよいのか?
もちろん個人差がありますし、事前知識の有無によっても変わってくるので、学習期間は人それぞれです。ただ、学習量としては、初心者向けのプログラミング学習本1冊で事足りるくらいの量です。早ければ10日ほどで、目的のプログラムを書けるようになると思います。
Webブラウザ操作といっても、やりたいことは人それぞれですし、目的のWebサイトによって難易度が変わったりします。
まずは、Python、HTML、Seleniumの基本を身に着けてから、自分が目的とするWebブラウザ操作に挑戦してみましょう。上手くいかなかったり難しいところがあれば、追加で学習していけばよいでしょう。
おすすめの学習方法は?
ずばり書籍です。
プログラミング未経験の方でも、1冊本を読めばできるようになります。
Pythonは近年流行りの言語で、書籍もたくさんあります。さらに、PythonによるWeb操作で業務を自動化する系の本も多くありますので、読みやすそうな本を1冊購入してみるとよいでしょう。
本を探す際には、「Python」「業務自動化」「Webブラウザ操作」「スクレイピング」といったキーワードをヒントに探すとよいでしょう。スクレイピングとは、Webサイトから情報を抽出する技術のことをさします。
また、書籍にお金を払うのが嫌であれば、無料で学ぶこともできます。
無料の学習サイトでPythonの基礎を学ぶことができますし、ブログやyoutubeではブラウザ操作の方法を知ることもできるでしょう。
しかし、特にプログラミング初心者の方には、おすすめしません。
何が自分が求めている情報なのか、何が正しい情報なのかが判別つけにくいためです。
無駄に難易度の高さを感じ、挫折してしまいかねません。
ブラウザ操作は、よっぽどややこしい作りのWebサイトでなければ、そこまで難しい技術は要求されません。基本的な技術は、初心者向けの本1冊で十分足りますので、よっぽどお金に困っていなければ、まずは気になる本を1冊買ってみることをお勧めします。
まとめ
- Webブラウザ操作をプログラミングできるようになれば、Webブラウザを使った業務を自動化することができる。
- 技術を習得するには、Python, HTML, Seleniumの基礎を勉強すればよい。
- 学習には書籍がおすすめ。
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