時間に追われながら毎日を過ごしてしまうことがあります。例えば、仕事で締め切りが迫っている等、やるべきことがあるけどなかなか終わらずに時間ばかりが過ぎてしまう時には、そう考えがちです。
そういう場合、実際には時間がないことが問題なのではなく、その考え方に問題があります。 今回は、「時間がなくて焦っているとき」にどうすればよいのかについて考えてみましょう。
時間に追われる毎日
現代人は忙しいとよく言います。
技術や文化はどんどん進化して便利な世の中になっているのに、快適な暮らしとはどこか言い難い雰囲気が現代社会にはあります。生活が楽になるどころか、今や社会人のストレス値はどんどん上がっています。
世の中が発展すればするほど、競争は激化する一向で、人々はどんどん上を目指しスキルアップしていくことを要求されています。
寿命も増え人生100年時代などと言われているにもかかわらず、仕事でもプライベートでも時間に追われながら過ごす人は多いことでしょう。
そんな生活から解放されたいと思いながらも、現状から脱出できずにまた同じ明日を迎えていく。
もし、そういう状況から脱出したいのなら、一つ重要な考え方があります。
それは、「時間がない」などという考えは、ただの幻想であるということです。
「時間がない」は幻想
例えば、仕事の締め切りがあったとします。それに間に合わせるには、時間が全然足りない。そんな状況を経験したことがある人は決して少なくないでしょう。
でも、実際には時間がないというより、逆に時間が解決してくれることの方が多いのです。
締め切りがあったとしても、精一杯やって間に合わなければ、それは仕方がないことであり、どうしようもありません。そのことに落ち込む必要はありません。それに、結局は時間が経てば何かしらの形で事は解決します。
おそらく時間がないと焦っている人が恐れているのは、「間に合わなくて上司に怒られたらどうしよう…」「誰かに笑われたらどうしよう…」そういった不安でしょう。
でも、自分ができる範囲で精一杯やったのならそれで十分だし、責められる言われはありません。自分はよく頑張ったとほめてあげましょう。他人の言うことを気にする必要はありません。スルーしてしまえば、結局その時だけの問題だとわかります。
もし、自分の能力を大きく超えた仕事を何度も要求してくる職場なら、退職や転職を考えればいいのです。 時間が足りないと焦っている状況というのは、客観的に見ればただそれだけのことです。
焦っていてはうまくいかない
焦っていては、うまくいくものもうまくいきません。良いアイデアも浮かばないし、効率も悪くなってしまいます。
「とにかく今自分にできるだけのことをやろう。時間に間に合わなければそれはしょうがない」くらいのおおらかな気持ちで取り組むべきです。
そっちの方が、不安もなくなりますし、より充実した時間を過ごせるはずです。
時間が経てば全てが解決する
時間に追われている場合は、時間に対する考え方を変えてみるとよいでしょう。
そもそも時間は誰にとっても平等です。才能があろうがなかろうが、努力しようがしなかろうが、全ての人、物、動物にとって平等に過ぎていきます。つまり、「時間がある人」なんていないし「時間がない人」なんてものもありません。そもそも概念自体がおかしいのです。
どんなにピンチな状況でも、結局は時間がたてば何らかの形で終息します。もちろん、悪い形で終わることもあるかもしれません。でもそれは、仕方のないことだし、個人でコントロールできるのには限界があります。
今まさに、何かに焦っている人は、よく考えてみてください。
時間が過ぎれば、結局最後にはその焦りは解決しませんか?
今時間が足りないせいで、あなたは死ぬのですか?
きっとそんな大げさなことではないはずです。
未来のことはわからないし、想定外の出来事が起こったりして案外すんなりと解決するかもしれません。うまくいかない結果になっても、気持ちが切り替わり、執着から離れてあきらめがつくかもしれません。
時間に追われている時には、「時間がない」と焦るのではなく、むしろ「時間が解決してくれる」と考え方をシフトしましょう。時間がたてば、今の焦りや不安もやがて消えてなくなるのです。
そう考えれば、時間の経過がむしろ楽しみになるはずです。
まとめ
時間がないと焦ってしまう時には、本質的には自身の考え方に原因があります。
時間はむしろ経ってくれた方が嬉しいものです。必ず何らかの形で解決するのですから。
そして、その時には必ず自分自身の成長があるし、焦っていた時には得られない安寧があります。
だから、いつも時間に追われている場合は、まず考え方を変えてみましょう。
落ち着いて自分ができることを自分のペースでやる。間に合わなかったら、それは仕方がない。時間が過ぎれば、全て解決する。
こういうスタンスで過ごせば、人生がより充実することでしょう。
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