プログラミングとは何をするのか? 初心者が独学で学ぶ方法を解説

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今回は「プログラミングに興味があるけど何から始めたらいいのかわからない」という方に向けて、知識0でもわかるように解説していきたいと思います。

ぜひ最後までお付き合いいただき、参考にしてくれたらうれしいです。

この記事はこんな方にオススメ!!

  • プログラミングに興味があるけど、何から始めてよいかわからない
  • プログラミングをそもそも知らない…
  • 独学で学びたいけど、よい方法がわからない…

プログラミングって何? 簡単に言うと…

「プログラミング」とはそもそも何でしょうか?

この言葉は「プログラムを書くこと」を意味します。プログラムとはコンピュータに指示を与える「指示書」です。

プログラムとは、コンピュータに与える「指示書」

私達がスマホやパソコンを操作すると、コンピュータはあらかじめ用意された「プログラム」を読んで、そこに書かれた通りの動きをします。

例えば、【スマホで写真を撮るとき】を考えてみましょう。

画面の下の方にある●をタップすると、シャッター音とともに写真が撮られ画像が保存されます。

この時、スマホの中にあるコンピュータは「画面の●に指が触れると、シャッター音をスピーカーから放ち、カメラに移された画像を静止画として記憶して、画像データを保存する」という手順が書かれたプログラムを実行しているのです。

プログラムは、日本語や英語で書かれているわけではありません。コンピュータは日本語や英語が読めないので、コンピュータ専用の言語で書かれている必要があります。それがプログラミング言語なのです。

プログラミングで、コンピュータを好きなように操ることができる

普段、私達がパソコンを使うときには、画面に表示されているボタンやメニュー、カーソルといった「ウィジェット」をマウスで操作することが多いと思います。

例えば、Excelでファイルを保存するときには、メニューから「ファイル」を選んで、「上書き保存」をクリックすることで実現できます。

このように、普通にコンピュータを操ろうと思ったときには、基本的に画面内に表示されたメニューの中から選ぶことしかできません。これではできることが限られてしまいます。

ところが、プログラミングを学ぶことによって、「画面に表示されているメニューから選ぶ」のではなく、「直接コンピュータに指示を出す」ことができるようになります。

これによって、できることが大幅に増えるのです。

また、あらゆる作業を一瞬で終わらせられるというメリットもあります。

パソコンやスマホで何か作業をするとき、通常ならマウスやキーボード、指を使って一生懸命にあれこれ操作しなければなりません。その動作には時間がかかります。

一方で、プログラムを作って実行すれば、それらの動作は必要なく、コンピュータが全ての行程を一瞬で終わらせてくれるのです。

プログラミング言語を学ぶメリット

プログラミングを学ぶことにはたくさんのメリットがあります。

PC・スマホ作業の高速自動化・効率化ができる

パソコンで行う作業をプログラムに書き込んでおけば、それを実行するだけで自動でコンピュータが作業してくれます。また、その処理スピードは人間が手を動かすよりも圧倒的に速いのです。

人間が作業すると1時間かかるような仕事でも、プログラムを実行すると数秒で終了します。

もちろん、最初にプログラムを書く段階では時間や手間がかかってしまいますが、以降の作業は手間も時間も圧倒的に減ることは間違いありません。

システム開発ができる

プログラミングを学べば、自分でオリジナルのソフトを開発することができます。好きなように機能や見た目を自由にカスタマイズすることもできるし、完成した後に機能を追加することも可能です。

趣味としてゲームやスマホアプリを作って自身で楽しむことができるのも、システム開発の魅力といえるでしょう。

プログラミングを仕事にできる

プログラミングのスキルをそのまま仕事として生かすこともできます。プログラマーやエンジニアは、プログラミングを生業とする仕事です。また、近年のIT分野の発展でプログラミングを学ぶ人も増えていて、義務教育にもなっていることから、プログラミング講師も需要があります。

他にも、自分で作ったプログラムをネット販売したり、プログラミングの知識をブログで発信するなどして副業で儲けている人もいます。

プログラミングの技術を身に着ければ、様々なビジネスに応用することが可能になるのです。

論理的思考力が身につく

プログラミングを学ぶメリットは、プログラムが書けるようになることだけではありません。

学ぶ過程で、ロジカルな思考を鍛えることができます。

コンピュータは非常に厳密な装置なので、少しでもプログラムの書き方が間違っていたり、内容に矛盾があったり、足りない部分があるとエラーが出て思うように動かなくなること...人間同士のコミュニケーションでは、多少誤字やおかしなところがあっても「たぶんこういうことを言いたいんだろうな」と想像力で補完することができますが、プログラムの世界ではそういうことは一切ありません。

プログラミングをしていると何度も間違えてエラーが出たり、思うような動作をしてくれなかったりします。それでもあきらめずに「目的の処理を実行するにはどうすればよいだろう」「思うように動いてくれないのはどこが間違っているんだろう」と考え、正しいプログラムを完成させなければなりません。

その過程で、自然と論理的な思考力が身についていくわけです。

プログラミング言語の選び方

人間が読む文書は、日本語や英語といった言語で書かれていますよね。そして、プログラムもまた、コンピュータがわかる言語で書かれている必要があるのです。それが「プログラミング言語」。そして、プログラミング言語には複数の種類があり、それぞれに特徴があります。

初心者が新たにプログラミングを学ぶ際には、どのプログラミング言語を選べばよいのでしょうか?

何を開発したいかで選ぶ

プログラミング言語には、それぞれ得意なこと不得意なことがあります。

例えば、Webサイトを作るのに適したものや、大規模なソフトウェアを作るのに適したものスマホアプリに向いているものや、機械学習に向いているものなど様々です。

自分が何を作りたいのかが決まっている場合には、それに適したプログラミング言語を学習するのがおすすめです。

求人の多さや年収で選ぶ

プログラミングスキルを仕事で使いたいなら、求人や案件の多さで選ぶのも1つです。転職サイトやクラウドソーシングサイトで検索すれば、求人数・案件数を見ることができます。ニーズの高いもの選べば、仕事がしやすくなるでしょう。また、プログラミング言語によって平均年収にも差がありますので、多く稼ぎたい方は参考にするとよいでしょう。

学習の難易度で選ぶ

プログラミング言語によって、習得の難易度にも差があります。

プログラミング学習を始めてみたものの、挫折してやめてしまう人は多いので、比較的簡単なものから挑戦してみるのも手です。

1つのプログラミング言語の基礎を覚えれば、たとえその後に他の言語を習得しようと思った際にもハードルが低くなります。

まったくプログラミングに触れたことがない場合は、簡単なものから挑戦してみるのはおすすめです。

人気のあるものを選ぶ

どうしても自分で選べない、迷ってしまうという場合は、人気なものから挑戦してみてもよいでしょう。人気なのには理由があります。プログラミングの世界では、時代とともに新たな言語が登場したり、マイナ―な言語は廃れていくことがあります。せっかく学んだ言語が使われなくなっていくといった悲しいこともあるのです。

人気のある言語なら、今後時代が進んでも発展していく可能性も高いです。

おすすめのプログラミング言語は「Python」

私が個人的におすすめしたいプログラミング言語はPythonです。

その理由は、習得の難易度が低い点、幅広い分野で使うことができる点、人気が高い点があります。

プログラミングを学ぶ方法

プログラミングを学習するには、無料から有料まで様々な方法で学ぶことができます。ここでは、おすすめの学習方法についてランキング形式で解説します。

1位 書籍で学ぶ

個人的に一番おすすめしたいのが、本を買ってきて学ぶことです。

その理由の1つに、物理的に学習がしやすいというメリットがあります。

プログラミングはパソコンで行います。書籍で学ぶ場合は、本を横に置いてみながらパソコンで操作をする形になるので学習がしやすいです。一方、ネットで学ぶ場合には、学習するときとプログラミングするときとで、画面をいちいち切り替えたりしなければいけないので、PC画面にウインドウやタブをたくさん用意する必要が出てきます。

その点、書籍で学ぶ場合には、PC上はプログラミング専用画面だけにできるので、スッキリして学習しやすいと思います。

書籍には初心者向けから上級者向けまで様々なものがあります。自分に合ったものを選べば、挫折する可能性もかなり低くなりますし、楽しく学習することができるでしょう。

また、万が一挫折しても金銭的な損失が少ないメリットもあります。

先ほども述べましたが、プログラミング学習で挫折する人はたくさんいます。大金を払ってプログラミング教室に通っても、途中でやめてしまっては非常にもったいないです。

ところが、本を買うだけなら数千円程度で済みます。途中で挫折してしまってもそこまで大きな出費じゃないので、後悔も少ないでしょう。

逆に、無料ではなく少しでもお金を払うことで、「せっかく買ったんだから」と、あきらめが悪くなるというメリットもあります。

書籍で学ぶメリット

  • 本をパソコンの横に置くスタイルは、学習がやりやすい。
  • 数千円程度の出費があることで、無料で学ぶより挫折しにくくなる。
  • 万が一挫折しても、出費が少ないので後悔が少ない。

書籍で学ぶデメリット

  • 自分のレベルに合わない本を買ってしまうと、挫折しやすくなる。

2位 学習サイトで学ぶ

プログラミングを学習する専用のサイトがあります。例えば「Progate」や「ドットインストール」、「paiza」といったものがあります。

これらは、知識ゼロから順番に学んでいくことができるので、初心者でもプログラミングの基礎が身に付きやすいです。

また、学習サイトで学ぶ際には、環境構築が必要ないというメリットもあります。

通常、プログラミングをする際には、最初にパソコンにプログラミング環境の導入作業が必要です。これが案外難しくて挫折するケースがあります。ところが学習サイトで学ぶ際には、それが必要なくWebブラウザ上でプログラミングができる場合も多いので、最初の環境構築で挫折する心配もありません。

複数のプログラミング言語に対応していることが多いですが、中には対応していない言語もありますので、一度チェックしてみるとよいでしょう。

学習サイトは、無料で学び始めることができますが、あるレベル以上の講座は有料になっていることも多いので、各サイトをチェックしてみましょう。

学習サイトで学ぶメリット

  • 最初は無料で学べる。
  • 初心者向けに作られているものが多い。
  • プログラミング環境構築が必要ないケースがある。

学習サイトで学ぶデメリット

  • 途中から有料になることがある。
  • 上級者レベルまで用意されていないことがある。

3位 個人ブログやYoutubeで学ぶ

個人ブログやYoutubeなら、プログラミングを完全無料で学ぶことができます。

なかには初心者向けにプログラミング講座をアップしているところもたくさんあるので、探してみるとよいでしょう。自分に合ったコンテンツがあれば、モチベーションを保ちながら学習することができます。

ただし、個人が作成しているコンテンツなので結構クセがあることが多いです。

作り手のセンスが合わなかったり、何となく解説が分かりにくいといったこともあるので、自分のレベルや好みに合ったものを見つける必要があります。

また、情報が古かったり間違っていたりすることがあるので注意が必要です。いくら初心者向けと謳っていても、時折難しいIT用語が登場したり、よくあるエラーに対応していなかったりといったこともあります。 ある程度探してみて「自分に合わない」「難しい」と感じたら、別の学習法にシフトする方がよいかもしれません。

個人ブログ・YouTubeで学ぶメリット

  • 完全無料で学べる。

個人ブログ・YouTubeで学ぶデメリット

  • 内容にクセがあったり、間違いや古い情報が混じっていることがある。

4位 プログラミングスクールに通う

独学ではどうして挫折してしまう、あるいは、挫折した経験があるという方は、プログラミングスクールに通うのもおすすめです。

プログラミングスクールは、大金がかかるイメージがありますが、キャンペーンや割引で比較的安くなっている場合もありますし、転職保障をつけてくれるところもあります。また、選ぶプランによっても値段が違いますので、自分に合ったプランを選びつつ安くすることも可能です。

ただし、プログラミングスクールに通っているからといって、挫折する可能性が0になるわけではありませんので、そこは注意してください。

プログラミングスクールで学ぶメリット

  • マンツーマンで教えてくれるので挫折しにくい。
  • 初心者向けに作りこまれた学習コンテンツなので、わかりやすい

プログラミングスクールで学ぶデメリット

  • 出費が大きい。

挫折せずに学習を続けるコツ

プログラミングは9割の人が挫折するといわれています。もちろん、挫折せず努力したからといって、必ずプログラマーに就職できるとか、目標に年収が届くという保証はありませんが、誰でもある程度のスキルは身に着けることができます。

つまり、皆さんがプログラミングで成功できるかどうかは、途中で「挫折するかしないか」にかかってきます。まあ、当然といえば当然ですが…。

そこで、ここからはプログラミングで挫折しないコツについて話したいと思います。

習得には時間がかかり、個人差があることを知っておく

どんなに効率の良い勉強をしたからと言って、数日でプログラミングをマスターできることはあり得ません。基礎を学ぶだけでも数か月はかかりますし、プログラマーとしてバリバリ稼ぎたいなら1年必死に勉強しても足りないかもしれません。また、当然個人差もあるでしょう。

初学者がどれくらいの時間で習得できるかは、やってみないと誰にも分りません。とにかく「長い期間がかかるかもしれない」ということは胸に止めておいてください。

完璧に覚えようとしない

日本人は日本語をペラペラとしゃべれますが、プログラマーがプログラムをスラスラ書けるかと言ったら、実はそうとも限りません。

基本的な構文やよく使う機能はよく覚えているかもしれませんが、それ以外の多くは忘れてしまっていたり、本やネットで調べないと書き方がわからないことはざらにあります。

プログラミングは暗記することが目的ではなく、プログラムを作ることが目的です。そのためには、本やネットで答えを見ながら取り組んでも何の問題もないのです。

よく使う構文なら学習過程で嫌というほど登場しますので自然と覚えていきますし、登場頻度が少ないものを忘れるのは当然です。

大事なのは、学んだことを完璧に覚えようとせず、とにかく学習を続けることです。暗記テストで合格するのが目的ではないので、忘れてもいいのです。

完璧に理解しようとしない

プログラミングを学んでいると、「いまいち理解できないな」ということがよくあると思います。そういう時はスルーするのが吉です。考え込んで疲れて挫折してしまっては、もったいないです。

わからなくても学習を続けているうちにやがて同じ問題に直面します。その時には理解できるようになるかもしれません。経験を積んでいくうちにプログラミング脳が鍛えられていきますので、案外時間が解決してくれることは多いのです。逆に直面しないなら、それはそれでOKです。プログラミングには分野がありますので、自分に必要のない分野を理解しなくてもよかったりします。

多少考えるのはよいですが、何時間も考え込むようなことは避けましょう。

「難しくてよくわからないから、あきらめて次にいこう!」くらいの気持ちで学習するのがベストです。

自分で何かを作ってみる

学習ばかりしていると、飽きてくることがあります。そういう時は、自分でオリジナルのプログラムを作ってみましょう。プロが作るような複雑で大規模なものを作る必要はありません。自分がこれまで学習してきたこと、覚えていることを使ってできるような小規模なもので十分です。はっきり言って、役に立たないレベルのもので全然よいのです。

自分で何かを作ることで、プログラミングの楽しさに気づくことができ、それがモチベーションになります。

また、学び始めたころは、「プログラミングで一体何ができるのか?」が全く分からないと思いますが、自分で開発をしてみることで、その問いへの答えが浮かんできます。そうすれば、次の目標にもつながっていきます。

まとめ

  • プログラミングとは、コンピュータに指示を与えるプログラム「指示書」を書くこと。
  • パソコンやスマホの通常使用ではできなかったことができるようになる。
  • 仕事につなげることはもちろん、趣味や教養としても学ぶ価値がある。
  • プログラミング初心者は、最初は書籍で学ぶのが一番おすすめ。

プログラミングを学ぶことで得られるメリットはたくさんあります。仮に途中で挫折してしまったとしても、教養としてよい経験になるのは間違いありません。

少しでも興味があれば、無料で学ぶ手段もたくさんありますので、ぜひプログラミングの世界をのぞいてみてはいかがでしょうか。

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